【 歌と踊り（ピアノのための全13曲） 】
モンポウ,フェデリコ 〔スペイン〕
（1893.04.16〜1987.06.30） 94歳
作曲家、ピアノ奏者のモンポウは、１２９年前の
４月１６日にスペインのカタルーニャ地方に生まれた。
父親はカタルーニャ人の鐘造りの職人、
母親はフランス人だった。
おばからピアノの手ほどきを受け、バルセロナの
音楽院で学んだ後にパリに行き、
作曲とピアノを勉強した。
ドビュッシーやサティに影響された、
最初のピアノ曲集を書いたが、ピアニストを断念し、
作曲家としての道を選んだ。
アルベニスよりも３０年ほど後に生まれた
モンポウアルベニスと同じように優れた
ピアニストだったので、作曲した作品のほとんどが
ピアノ曲だが、声楽曲にも優れた作品がある。
モンポウの代表作であり、近代スペイン楽壇の
重要なピアノ曲の「歌と踊り」は、カタルーニャ地方に
伝わる民謡やスペインの古い旋律などを取り入れていて、
ゆったりとした歌の部分と、それに続いて演奏される
リズミカルな踊りの部分からなる小品で、
モンポウは折にふれ作曲をした。
ピアノのために、全部で１３曲、ギタリストの
ナルスト・イエペスの依頼でギターのために
１曲だけ作曲している。
モンポウは、４８歳のときにピアニストの
カルメン・ブラーボと知り合い、６４歳で結婚をした。
晩年はカタルーニャで静かな生活をおくり、
創作活動を続けた。
（ピアノ）アリシア・デ・ラローチャ
♪ 私が聴いた音源 ♪
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