【 ヴァイオリンとハープのための コンチェルタンテ 第1番ト長調 】 シュポーア,ルイ(ルードヴィヒ) 〔独〕 (1784.04.05〜1859.10.22) 75歳
十九世紀前半のドイツ・ロマン派の代表的な 作曲家のシュポーアは、238年前の4月5日に ブラウンシュヴァイクで生まれた。 音楽的才能のある両親で幼児のころから 母親と二重唱をし、5歳のときから ヴァイオリンを習い始めた。
大公の援助で音楽を学び、優れた ヴァイオリニストであったが、指揮者としても活躍した。 ベートーベンとは親しい間柄だった。
1822年から亡くなった年まで、ウェーバーの 口利きでカッセルの宮廷楽長をつとめ、 同地で75年の生涯を閉じた。
彼は22歳のときに、ハープの名手の ドレッテ・シャイドラーと結婚し、二人で演奏旅行を したため、ハープ独奏曲とハープとヴァイオリンの ための曲を多く書いた。 彼は多作家で全てのジャンルの作品を作曲している。
彼の作品は、モーツァルトの影響がみられるが、 半音階的な和声と多い転調、装飾的な進行、 掛止の使用、リズムの固定などが特徴である。
ヴァイオリンの「顎あて」の発明や、最初に 指揮棒を使い始めたのはシュポーアだった。
「ヴァイオリンとハープのためのコンチェルタンテ」は 2人の結婚の翌年の作品で、ドレッテと二人で 演奏するために作られた。
コンチェルタンテ=サンフォニー・コンセルタント (十八世紀のシンフォニーの名称)
第1楽章 Allegro 第2楽章 Adagio 第3楽章 Rond: Allegretto
(ヴァイオリン)ハンスハインツ・シュネーベルガー (ハープ) ウルズラ・ホリガー (管弦楽) イギリス室内管弦楽団 (指揮) ペーター=ルーカス・グラース ♪ 私が聴いた音源 ♪
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