 【 弦楽六重奏曲 第2番 ト長調 Op. 36 】 ブラームス,ヨハネス 〔独〕 (1833.05.07〜1897.04.03) 63歳 肝臓癌
 ブラームスは、弦楽六重奏曲を2つ残している。 彼の生涯で最も幸福で最も実りの多い時期に作られた 「弦楽六重奏曲 第1番 」は27歳の作品で、 室内楽の名曲として知られている。
その5年後に完成した「弦楽六重奏曲 第2番 」は、 翌年の4月に出版され、公開の初演はその翌年の 1867年2月3日にウィーンで行なわれた。
この曲は「アガーテ六重奏曲」といわれることがある。 アガーテは、婚約までした女性だったが、自由を 縛られるということで、結婚はしなかった。
第1楽章の結尾部で、第1ヴァイオリンと 第2ヴァイオリンがA-G-A-D-H-E(DはTの音名化) の音を使っている。 アガーテの名前(Agahte)を音型化したものとも いわれているが、ブラームス自身が何も語ってない ことから、はっきりしたことは分らない。
繊細で芸術的で個性的、穏やかで ロマン的な作品となっている。
第1楽章 Allegro non troppo 第2楽章 Scherzo, Allegro non troppo- Trio, Presto giocoso 第3楽章 Poco adagio 第4楽章 Poco allegro
ブラームス自身によって、ピアノ4手用にも 編曲している。

(演奏)シュトゥットガルト・ソロイスツ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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