[PREV] [NEXT]
...... 2022年01月09日 の日記 ......
■ 《 4つの序曲 》   [ NO. 2022010902-1 ] or

【「レオノーレ 」序曲 第2番 ハ長調 Op. 72a 】

ベートーベン,ルードヴィヒ・ヴァン 〔独〕
(1770.12.16〜1827.03.26) 56歳
           

            
ベートーベンは、歌劇を1曲しか作曲しなかった。
しかし、ただ一つの歌劇「フィデリオ」のために、
4つの序曲を書いている。

   「レオノーレ」序曲 第1番 ハ長調 作品138(1807年)
   「レオノーレ」序曲 第2番 ハ長調 作品72a(1805年)
   「レオノーレ」序曲 第3番 ハ長調 作品72b(1806年)
   「レオノーレ」序曲 第4番「フィデリオ」序曲(1814年)

1805年の初演には「第2番」が使われ、
1806年の再演のときには「第3番」が書かれ、
1814年の上演のためには、現在「フィデリオ序曲」
と呼ばれているホ長調のものが作られた。

第1番は、ベートーベンの死後行なわれた
遺品の競売で楽譜出版者が手に入れ、
1832年になって出版されたものである。
1805年に書かれた最初のものであるとも
いわれているが、定かではない。

「第3番」はまとまりも良く、簡潔性もあり、
「第2番 」は「第3番」を生み出す母体となっている
感が深く、演奏される機会が少ない序曲となった。

歌劇「フィデリオ」は、主人公レオノーレが、
「フィデリオ」という名前で男性に変装し、
政治犯として勾留されている夫のフロレスタンを
救出する物語りで、1805年のの初演は、
ベートーベン自身の指揮で行なわれた。

管弦楽演奏会で演奏会用序曲としては、
1840年1月9日にメンデルスゾーンの指揮に
よって初演された。



(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮) カール・ベーム          
          ♪ 私が聴いた音源 ♪





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: