 【 チェロ・ソナタ ト短調 0p. 19 】
ラフマニノフ,セルゲイ・ヴァシリエヴィチ〔露〕 (1873.04.01〜1943.03.28) 70歳

ラフマニノフは、作曲家であると同時に、稀にみる ヴィルトゥオーゾとして、壮麗豪華な演奏で 巨匠とうたわれたピアニストだった。 彼の最も重要な作品はピアノ曲だが、 室内楽の分野では「ピアノ三重奏曲」2曲と、 「チェロ・ソナタ」1曲を残している。
1901年に作曲された 「チェロ・ソナタ」は、 その年の11月24日に、ラフマニノフのピアノと ブランドゥコーフのチェロにより、モスクワで 初演され、ブランドゥコーフに献呈された。
1892年に作曲した「悲しみの三重奏曲 第1番」の 初演者もブランドゥコーフだった。
メランコリックで、華麗なピアニズムもかもし出し、 彼のもつ豊かな旋律性と哀愁をおびた抒情性は、 チャイコフスキーを思わせる。
荒々しい第2楽章とロマンティックな雰囲気の 第3楽章は、旋律的な部分と好対照をなしている。
第1楽章 Lento-Allegro moderato 第2楽章 Allegro scherzando 第3楽章 Andante 第4楽章 Allegro mosso

(チェロ)ヨーヨー・マ (ピアノ)エマニュエル・アックス ♪ 私が聴いた音源 ♪
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