 【 交響曲 第9番 ロ短調 「四季」Op. 143 】 シュポーア,ルイ(ルードヴィヒ)〔独〕 (1784.04.05〜1859.10.22) 75歳
 十九世紀前半のドイツ・ロマン派の代表的な 作曲家のシュポーアは、音楽的才能のある両親の 子どもとしてブラウンシュヴァイクで生れ、 幼児のころから母親と二重唱をし、5歳のときから ヴァイオリンを習い始めた。
大公の援助で音楽を学び、優れた ヴァイオリニストであったが、指揮者としても活躍した。 ベートーベンとは親しい間柄だったが、1822年から 亡くなった年まで、ウェーバーの口利きでカッセルの 宮廷楽長としてつとめた。 162年前の10月22日に同地で75年の生涯を閉じた。
シュポーアは22歳のときに、ハープの名手のドレッテ・ シャイドラーと結婚し、二人で演奏旅行をしたため、 ハープ独奏曲とハープとバイオリンのための曲を 多く書いたが、彼は多作家で全てのジャンルの作品を 作曲している。
ヴァイオリンの「顎あて」の発明や、最初に指揮棒を 使い始めたのはシュポーアだった。
交響曲は10曲作曲したが「第10番」未完に終わり オイゲン・ミノールにより補完された。 「第9番」は、60代半ばの作品で、標題音楽的な 様式で書いている。
「四季」と名付けられていて、冬→春→夏→秋の 4つの楽章からなる。
第1楽章 Der Winter: Allegro maestoso 第2楽章 Fruiting: moderato 第3楽章 Der Sommer: Largo 第4楽章 Herbst: Listesso tempo

(管弦楽)バイエルン放送交響楽団 (指揮) カールアントン・リッケンバッハー ♪ 私が聴いた音源 ♪
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