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...... 2021年09月30日 の日記 ......
■ 《 チェロの巨匠 》   [ NO. 2021093001-1 ] ch

【 親愛のことば 】
         
カサド,ガスパール 〔西〕
(1897.09.30〜1966.12.24) 69歳
           

            
スペインの生んだチェロの巨匠カサドは、
124年前の9月30日にバルセロナの教会音楽家の
家庭に生まれ、7歳でチェロを学び始めた。

9歳でリサイタルを開いたところ、演奏を聴いていた
パブロ・カザルスに認められ、翌年からカサドは
パリに出てカザルスに師事し才能を開花させた。

パリでの勉学中は、バルセロナから奨学金が与えられたが、
第一次世界大戦が始まると打ち切られたため、
バルセロナに帰り、欧米各地で演奏活動を繰り広げた。
62歳のときに日本人ピアニストの原智恵子と結婚した。

作曲家としても作品を残しているが、最も有名なのが
チェロとピアノのための小品「親愛の言葉」で、
師カザルスへの敬愛の心をこめて作られた。

1917年から20年の間に完成し、楽譜には
「わがもっとも親愛なるカザルス先生へ」と書かれ、
パリのカザルスに贈られた。

カサドとカザルスは同郷人なので、
二人の故郷のカタルーニャの民謡調を取り入れて、
師への追慕の感情を表現した作品となっている。



(チェロ)藤原真理    
(ピアノ)アラン・プラネス
     ♪ 私が聴いた音源 ♪




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