 【 ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op. 18 】
リヒャルト・シュトラウス,ゲオルク 〔独〕 (1864.06.11〜1949.09.08) 85歳 心臓病

リヒャルト・シュトラウスの父親はワーグナー作品の 多くを初演された、ミュンヘン歌劇場で 首席ホルン奏者をつとめていた。
この父親の音楽性は、ワーグナーとは少し 異なっていたようで、息子にはハイドン、 モーツァルト、ベートーベンといった古典派の 音楽に親しむよう育てていた。
1887年の夏、リヒャルト・シュトラウス23歳の ときに作曲した「ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調」は、 彼のただ一つの「ヴァイオリン・ソナタ」である。
5年前に作曲した「ヴァイオリン協奏曲」よりも はるかに自由で目新しく、新しい和音を用いた 和声は美しい色彩に富み、対位法には 心憎いほどの放胆さがみられる。
3楽章からなり、第2楽章は「即興曲」と 題されている。
第1楽章 Allegro ma non troppo 第2楽章 Andante cantabile 第3楽章 Andante-Allegro
リヒャルト・シュトラウスはこの曲を区切りとして 室内楽を離れ、交響詩やオペラの世界へと 羽ばたいていった。

(ヴァイオリン)ギル・シャハム (ピアノ) ロハン・デ・シルヴァ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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