 【 シンフォニア ホ長調 Op. 18 - 5 】
バッハ,ヨハン・クリスティアン 〔独〕 (1735.09.05〜1782.01.01) 46歳

バッハの家系は、200年にわたって50人以上もの 音楽家を輩出した大音楽家系だが、 その中のひとりが、クリスティアン・バッハである。
大バッハのヨハン・セバスティアン・バッハの 末子で、第11男として286年前の9月5日に ライプツィヒで生まれた。 母は大バッハの2度目の妻のアンナ・マグダレーナで、 15歳の時に父を失ったため、兄たちのように 大学教育を受けられず、21歳年上で次兄の エマニュエルのもとで音楽教育を受けた。
イタリアのボローニャでニルティーニ神父の元で 対位法について学んだ。
27歳のときロンドンに移り、イギリス王妃の ソフィアシャーロットにクラブサンのための6曲の 協奏曲を献呈した後、王妃の音楽教師に 任命され、以来、ロンドン社交界で 最も人気のある音楽教師となった。
バッハの作品は、活躍した地名をとって呼ばれて いるが、「ロンドンのバッハ」といえば クリスティアンのことである。
そのロンドンでは21歳年下の天才少年 モーツァルトに会っている。 その後、パリでも再会していて、少なからぬ 影響を及ぼしている。
クリスティアンは約60曲の交響曲を書いたが、 深い味わいはないものの、耳あたりの良い快い 音楽の作曲家として、時流に乗った音楽家の ひとりであったといわれている。
「シンフォニア ホ長調 作品18」は6曲からなる」が、 5番は緩・急・緩の3楽章からなり、1779年に ロンドンで出版されたが、彼の音楽的な技法や、 魅力がつまった曲集となっている。
第1楽章 Allegro 第2楽章 Andante 第3楽章 Tempo di minuetto

(管弦楽)ファイローニ管弦楽団 (指揮) ハンスペーター・グミュール ♪ 私が聴いた音源 ♪
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