[PREV] [NEXT]
...... 2021年08月18日 の日記 ......
■ 《 ウィーン楽壇の重鎮 》   [ NO. 2021081801-1 ] or

【 スペインのフォリオによる26の変奏曲 】
         
サリエリ,アントニオ〔伊〕
(1750.08.18〜1825.05.07) 75歳
       

                    
十八世紀後半から十九世紀初頭にかけて、
ウィーン楽壇の重鎮として君臨していたイタリアの
作曲家のサリエリは、271年前の8月18日に
ヴェロナ近郊で生まれた。

サリエリといえば、モーツァルトを毒殺した
(かもしれない)ということで知られているが、
ベートーベンやシューベルト、リストが師として
仰いでいたし、彼の作品は当時のウィーンでは
大いにもてはやされ、指揮者としても活躍していた。

6歳年下のモーツァルトがザルツブルクから
ウィーンにやってきたころ、サリエリはすでに当地で
絶大なる権力を誇っていた。

モーツァルトの才能がただならぬものだと感じた彼は、
自分の地位を守るため、モーツァルトを楽壇から
閉め出すよう策略をめぐらせたといわれていて、
ついにはモーツァルトを毒殺したとも・・・しかし、
事実ではなさそうだ。

「スペインのフォリオによる26の変奏曲」は
1815年に書いた作品である。

フォリオは本来、ポルトガルが起源の舞曲と
考えられている。
スペインのオルガン奏者で理論家のフランシスコ・
サリナスが1577年に、初めてこの呼び名を
彼の音楽論の中で使用した。

その後、ヴィヴァルディやコレルリ、リスト、
ラフマニノフなど多くの作曲家たちが、
このフォリオを主題とした変奏曲を書いている。



   (管弦楽) ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
   (指揮)  マティアス・バーメルト
                 ♪ 私が聴いた音源 ♪



   

...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: