[PREV] [NEXT]
...... 2021年08月09日 の日記 ......
■ 《 軽妙な作品 》   [ NO. 2021080901-1 ] or

【 ジャズ組曲 第1番 】
          
ショスタコーヴィチ,ディミトリー〔ソビエト〕
(1906.09.25〜1975.08.09) 68歳 肺癌
        

              
二十世紀を代表する大作曲家のショスタコーヴィチは、
ペテルブルクの鉱山技師の家庭に生まれた。
父は大の音楽愛好家、母はペテルブルク音楽院出身の
ピアニストで、彼は母からピアノの手ほどきを受け、
後にペテルブルク音楽院で学んだ。

卒業作品として発表した「交響曲第1番」で、
一躍天才作曲家として認められた。
「ソヴィエトの生んだ最初の天才」
「現代のモーツァルト」といった賛辞につつまれた。

ショスタコーヴィチは、映画音楽から歌謡曲まで、
あらゆるジャンルの曲を作曲している。
ソヴィエトの現実を考えると
それも仕方のないことだったのだろう。

共産党の作曲家批判にあい、社会主義リアリズムの
立場をとるようになった時期に作曲した
「交響曲第5番」は屈指の傑作といわれ、
彼の代表作に数えられる。

共産党機関紙から“ブルジョア的”と名指しで
批判されいったん失脚したが、社会主義
リアリズム路線に忠実な古典的傑作の
「交響曲第5番」を作曲した後、カンバックした。 
彼は生涯をソビエトで過ごしている。

最後の作品となった「ヴィオラ・ソナタ」を
完成させたのは亡くなる5日前だった、
その後、体の不調を訴えて入院し、46年前の
8月9日にモスクワで肺癌のため世を去った。

ショスタコーヴィチは、シリアスな作品を書いている
一方で、映画音楽や劇場のための音楽を
好んで書くなど、幅広い趣味の持ち主だった。

ことに学生時代に知ったジャズには目がなく、
彼を魅了させていた。
ジャズへの愛着を表し、ショー的な雰囲気で
書かれている「ジャズ組曲」は、他の曲からの
転用もある。

第1番と第2番があり、第2番は題名が
「舞台管弦楽のための組曲」で8曲からなる。

1934年に作曲した「第1番」は、
3曲からなる。

           * Waltz
           * Polka
           * Foxtrot(Blues)



(管弦楽)フィラデルフィア管弦楽団
(指揮) マリス・ヤンソンス   
       ♪ 私が聴いた音源 ♪





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: