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...... 2021年08月04日 の日記 ......
■ 《 ファゴットの名曲 》   [ NO. 2021080401-1 ] co

【 ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191 】
     
モーツァルト,ヴォルフガング・アマデウス〔墺〕
(1756.01.27〜1791.12.05) 35歳
          

             
「ファゴット協奏曲 変ロ長調」は、モーツァルトが
3度目のイタリア旅行を終えてザルツブルクに定着した
18歳のときの作品で、ミュンヘンのデュルニッツ男爵の
ために書かれたと推定される。

ファゴットのために書いた協奏曲は少なくとも
4曲あるといわれているが、ミュンヘンで知り合った
デュルニッツ男爵に捧げた2曲は行方がしれず、
もう1曲は完全な作品ではなくて未完成とされている。

当時のファゴットは、現在のものと同じ性能を
もっていて、ファゴットの得意とする広い音域間の
跳躍や息の長いカンタービレ、幅広い透明な音色などを
巧みに利用していて、この楽器の数少ない名曲の
一つとして管弦楽の協奏曲としては
「フルート協奏曲ニ長調」に次いでしばしば演奏される。

第2楽章の第1主題は、グルックの代表作
「オルフェウス」の中の有名なアリア
「ああ、われエウリディーチェを失いぬ」の
清楚な主旋律と類似している。

        第1楽章 Allegro
        第2楽章 Andante ma adagio
        第3楽章 Rondo: Tempo di menuetto



(ファゴット)フランク・モレッリ   
(管弦楽)  オルフェウス室内管弦楽団
         ♪ 私が聴いた音源 ♪




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