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...... 2021年06月28日 の日記 ......
■ 《 親しみやすい歌曲 》   [ NO. 2021062801-1 ] v

【 歌曲「神聖なラインの流れに」Op. 18-2 】

フランツ,ローベルト 〔独〕
(1815.06.28〜1892.10.24) 77歳



ドイツのリート作曲家のフランツは、
206年前の6月28日にハレで生まれ、
デッサウで77年の生涯を閉じた。

28歳のときに最初の歌曲集を出版しているが、
350曲の歌曲をのこしている。

彼の曲は幼いころのなにかを呼び起こすような
郷愁をもっている。
難しくない伴奏、声域は10度以内、
民謡的な楽しさなど、親しみやすい。

淡々としていて、日本人の「わび、さび」に
通ずるものが流れているともいわれる。

ハイネの詩にによる「神聖なラインの流れに」は、
シューマンの「詩人の恋」の中の第6曲と
同じ詩で、シューマンのは、ラインの波のそこから
聞こえてくる荘厳なオルガンにのって、
歌は種々の表現を要求される。

フランツのは、たった1本の旋律に全てを
たくしてしまうだけである。
シューマンは、その詩を拡大してみせて
くれるが、フランツはそれらの詩を
遠景から形づけてゆく。



神聖なラインの流れに

きよいラインの流れに
影を映しているラインの大伽藍
そのみ堂の中にある画像は
私のさびしい生活に
やさしい光を投げかけてくれる
その聖母マリアのまわりには
天使が飛んで
花がにおっている
その眼 その唇 その頬は
あの人に生きうつしなのだ





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