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...... 2021年06月26日 の日記 ......
■ 《 中国革命 》   [ NO. 2021062601-1 ] or

【 バレエ組曲「赤いけしの花」Op. 70 】

グリエール,レインホルト・モリツォヴィチ〔ソ連〕
(1875.01.11〜1956.06.26) 81歳



チャイコフスキーの次の世代に属するモスクワ派の
作曲家のグリエールは、ウクライナのキエフで生まれ、
生地の音楽学校で学んだ後、45歳から
モスクワ音楽院の教授となり、ソヴィエト教育界の
重鎮として活躍した。

65年前の6月26日にモスクワで世を去るまで、
各分野にわたる多数の作品を残した。
初期の作品は、ドイツ後期ロマン派音楽の
影響を受けている

彼の音楽は、モスクワ楽派の構想力の上に
国民楽派の手法を結びつけ、アジア的素材を
開拓した点で、ソヴィエト音楽の発展に
大きな役割をなした。

スターリン統治下のソ連において、保守的な
作品を書き、社会主義リアリズムの模範的
作曲家と見なされていた。

二十世紀ロシアバレエの最高傑作といわれている
バレエ音楽「赤いけしの花」は、1927年の作品で
中国革命を題材としている。

勇敢な踊子タオ・ホアの純情によって
ソヴィエト水兵と中国労働者の団結が実現し、
やがて中国人が勇ましく革命に立ち上がる筋で、
ソヴィエト水兵の命を身をもって救い、
死んでいく彼女の美しくも勇敢な行動をたたえ、
一本の赤いけしに象徴している。

音楽のほとんどが中国風旋律を用いていて、
組曲はバレエ音楽の中から6曲を集めたものである。

第1曲 苦力の英雄的な踊り  
第2曲 シーンと金の指輪の踊り
第3曲 中国人の踊り     
第4曲 フェニックス     
第5曲 ワルツ        
第6曲 ソヴィエト水兵の踊り 



(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮) ロリン・マゼール         
           ♪ 私が聴いた音源 ♪





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