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...... 2021年06月19日 の日記 ......
■ 《 ロシア音楽界の重鎮 》   [ NO. 2021061901-1 ] co

【 協奏的組曲 Op. 28 】

タネーエフ,セルゲイ・イヴァノヴィチ 〔露〕
(1856.11.25〜1915.06.19) 58歳 



ロシア音楽界の重鎮として活躍したタネーエフは、
ウラディーミルで生まれ、5歳からピアノを習い始めた。

モスクワ音楽院でピアノをニコライ・ルビンシティンに、
作曲をチャイコフスキーに学んだエリートだった。

卒業後は22歳から母校で教え、29歳のときには
院長を務め、国外に出かけて見聞を広めることにも
積極的で、小説家のゾラや、作曲家のサン=サーンス、
フランクらとも親交を結んだ。

彼は、音楽院の古い考え方になじまず、
33歳で辞めてしまったが、それ以後も
モスクワ音楽文化の発展に力を尽くした。

彼は対位法の権威として知られ、4つの交響曲や
多数の室内楽曲、合唱曲などの作品を残している。

また、ピアニストや指揮者としても活躍しただけでなく、
教育者としてもたくさんの優秀な後進を育てた。
その中には、スクリャービン、ラフマニノフ、
プロコフィエフなどがいる。

優れた著作も多くあり、大きな業績を残して
106年前の6月19日にモスクワで世を去った。

1909年に完成した「協奏的組曲 作品28」は
ヴァイオリンと管弦楽のための作品で、
5つの楽章からなる。

       第1楽章 Preludium: Grave
       第2楽章 Gavotte: Allegro moderato
       第3楽章 Marchen(The Fairy Tale); Andantino
       第4楽章 Theme and Variations
       第5楽章 Tarantella: Presto



(ヴァイオリン)ダヴィッド・オイストラフ
(管弦楽) フィルハーモニア管弦楽団  
(指揮)  ニコライ・マルコ      
          ♪ 私が聴いた音源 ♪






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