【 弦楽五重奏曲 第2番 変ロ長調 Op. 87 】
メンデルスゾーン,ヤーコブ・ルードヴィヒ・ フェリックス〔独〕 (1809.02.03〜1847.11.04) 38歳
メンデルスゾーンは通常の弦楽四重奏に ヴィオラを加えた 弦楽五重奏曲を2曲作曲した。
「第1番イ長調」は、メンデルスゾーンが17歳の 1826年に作られたが、曲の構成に満足出来ず、 出版を見送り、6年後に手を加えて出版した。
「第2番 変ロ長調」は1845年に作曲したが、 その年は宮廷付音楽家の仕事を離れ、 兄弟たちと旅行するなど自由を満喫していた 時期で、20年近くも遠ざかっていた弦楽五重奏の 作曲に再び取り組む時間的な余裕があった。
「第2番」は、5つの楽器の一体感を強調した 「第1番」に比べて、各楽器がより独立して 扱われている点が特徴となっている。
第1楽章 Allegro vivace 第2楽章 Andante scherzando 第3楽章 Adagio e lent 第4楽章 Allegro molto vivace
(ヴァイオリン)ヴェラ・ベス (ヴァイオリン)ルシー・ファン・ダール (ヴィオラ) ユルゲン・クスマウル (ヴィオラ) フースジューケン・デュリック (チェロ) アンナー・ビルスマ ♪ 私が聴いた音源 ♪
アンナー・ビルスマ 〔墺〕 (1834.02.17〜2019.07.25) 85歳
オランダのハーグで生まれたチェリストのビルスマは、 1959年のパブロ・カザルス国際コンクールで優勝。 バロック・チェロの先駆者かつ世界的なチェロの 名手としても知られている。 ヴェラ・ベスはビルスマの妻。
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