【 スペイン狂詩曲 ニ短調 Op. 70 】
アルベニス,イサーク 〔スペイン〕 (1860.05.29〜1909.05.18) 48歳 腎臓病
10代の初めには、すでにヴィルトゥオーゾピアニストとして 活躍したアルベニスは、1880年から90年代にかけて、 独創的な作品を書き、作曲家として頭角を現した。
ヨーロッパ各地で作曲家、指揮者、ピアニストとして 活躍したアルベニスは、1890年代前半からは、 主にパリを本拠に活動した。
パリでは、ショーソンやフォーレ、デュカス、ダンディー といったフランスの作曲家達と友情を深め、彼らから 大きな影響を受けると共に、その中で獲得した 斬新な作曲技法は逆にラヴェルやドビュッシーなどの、 フランス近代音楽の作品にも影を落としているといわれる。
スペインの民族音楽を元にパリで学んだ フランス近代の作曲技法を駆使し、独自の作風を 確立したスペインを代表する作曲家の一人となった。
「スペイン狂詩曲」は、ホータやマラゲーニャなどの スペイン民族音楽を元に作曲したピアノとオーケストラの ための作品で、作曲者自身により、ピアノ独奏と 2台のピアノ用にも編曲されている。
しかし、初演後オリジナルのオーケストラ用パート譜が 紛失したので、ジョルジュ・エネスコが紛失した オーケストラ部分をピアノ編曲版を元に再現している。
《 エネスコ編曲版 》
(ピアノ)ジャン=フランソワ・エッセール (管弦楽)ローザンヌ室内管弦楽団 (指揮) ヘスス・ロペス=コボス ♪ 私が聴いた音源 ♪
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