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...... 2021年05月05日 の日記 ......
■ 《カーネギー・ホール》   [ NO. 2021050501-1 ] sy

【 交響曲「マンフレッド」作品58 】

チャイコフスキー,ピョトル・イリイチ 〔露〕
(1840.05.07〜1893.11.06) 53歳 コレラ



音楽の殿堂、ニューヨークの「カーネギー・ホール」は、
1891年5月5日にアメリカの鉄工王
アンドリュー・カーネギーの寄付で完成した。

オープニングを飾ったのは、当時51歳の
チャイコフスキーだった。
ホールのこけら落としの当日、ゲスト指揮者として、
ニューヨーク・フィルを指揮して、
自作を数曲指揮し、大喝采を浴びた。
そのときの曲目は分からない。

その6年前に作曲した「マンフレッド」は、
愛する妹のアレクサンドラ・ダヴィドヴァを
亡くした年に書かれた。
この曲は、チャイコフスキー自身は「序曲」と
呼んだり、「幻想曲」と呼んだりしていた。
分類上交響詩と数える場合もあるが、
4楽章からなるその構想と規模の大きさは、
交響曲の内容をそなえている。

シューマンの名曲「マンフレッド序曲」は、
その37年前に書かれている。

交響曲「マンフレッド」は、ベルリオーズの
固定観念の方法で作曲した、古典的形式の
枠を越えた構想で、標題楽的交響曲の内容を
そなえている。

マンフレッドは歴史上実在の人物で、バイロン卿が
1817年に書いた詩劇「マンフレッド」に
基づいて作曲された。

     第1楽章 Lento lugubre
          (アルプスの山中を彷徨うマンフレッド)
     第2楽章 Vivace con spirito
          (アルプスの妖精)
     第3楽章 Andante con moto
          (山人の生活)
     第4楽章 Allegro con fuoco
          (アリマネスの地下宮殿)

     交響曲第1番 ト短調 作品13「冬の日の幻想」(1866年)
     交響曲第2番 ハ短調 作品17「ウクライナ」(1872年)
     交響曲第3番 ニ長調 作品29「ポーランド」(1875年)
     交響曲第4番 ヘ短調 作品36(1877年)
     マンフレッド交響曲 ロ短調 作品58(1885年)
     交響曲第5番 ホ長調 作品58(1888年)
     交響曲第6番 ロ短調 作品74「悲愴」(1893年)



(管弦楽)ブダペスト祝祭管弦楽団
(指揮) イヴァン・フィッシャー
      ♪ 私が聴いた音源 ♪





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