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...... 2021年04月11日 の日記 ......
■ 《 スラブ的 》   [ NO. 2021041101-1 ] ch

【 ピアノ三重奏曲 ホ短調「ドゥムキー」Op. 90 】

ドボルザーク,アントニン 〔チェコ〕
(1841.09.08〜1904.05.01) 62歳 脳溢血



ドボルザークの三重奏曲は、ピアノ三重奏曲の4曲と
弦楽(バイオリン2とビオラ)のものの5つある。

     弦楽三重奏曲 作品 Op. 74(1887)
     ピアノ三重奏曲 Op. 21 変ロ長調(1875)
     ピアノ三重奏曲 Op. 26 ト短調(1876)
     ピアノ三重奏曲 Op. 65 ヘ短調(1883)
     ピアノ三重奏曲 Op. 90 ホ短調「ドゥムキー」(1890)

最もよく演奏されるのが Op. 90で、
この曲だけ「ドゥムキー」とつけられている。

スラブ民族の哀歌の「ドゥムカ」の複数名詞で、
6楽章全体がスラブ的な地方色をあらわし、
ドゥムカ特有の哀愁と情熱、美しくかつ力強い作品は、
ひろく愛され、あらゆる三重奏曲中でも
有名な一つとなっている。

この曲を作曲したのはドボルザーク49歳のときだが、
この年に彼はプラハ音楽院教授となり、その秋には
プラハで生誕50周年祝賀が盛大に行なわれた。

プラハ大学からは名誉学位を贈られ、またイギリスの
ケンブリッジ大学からも名誉学位を贈られという
社会的栄誉の年で、大器晩成のドボルザークが
ようやく正当な地位を報いられたことになる。
作風としても十分に円熟した時期だった。

1891年4月11日に、プラハで初演された。

       第1楽章 Lento maestoso 
       第2楽章 Poco adagio - vivace non troppo
       第3楽章 Andante - vivace non troppo
       第4楽章 Andante moderato
       第5楽章 Allegro
       第6楽章 Lento maestoso



ボザール三重奏団

(ピアノ)   メナヘム・プレスラー
(ヴァイオリン)ダニエル・ホープ  
(チェロ)   アントニオ・メネセス
        ♪ 私が聴いた音源 ♪





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