【 交響曲 】
矢代 秋雄 〔日〕 (1929.09.10〜1976.04.09) 46歳 心不全
矢代秋雄は、昭和4年9月10日に東京の大森で生まれ、 「ヴァイオリン協奏曲」を作曲中の昭和51年に 心不全により急逝した。
若い頃より英才として将来を期待され、東京音楽学校、 東京藝術大学を卒業後パリ音楽院に留学し、 優秀な成績で卒業した。 1956年に帰国後は東京藝術大学で多くの弟子を育てた。
黛敏郎とは同じ年の生まれで、同じ学校で 共に学んでいる。
若くして世を去ったことと、厳しい自己批判により 作品数は少ないが、残された作品は名作が並んでいる。
「交響曲」は、1958年に日本フィルハーモニー 交響楽団が日本の作曲家に対して 作品委嘱シリーズの第1作として、留学を終えて 帰国した矢代に委嘱され、作曲した作品である。
その年の6月9日に日本フィルハーモニー交響楽団 第9回定期演奏会において、渡邉暁雄の 指揮により初演された。
4楽章による「交響曲」は、矢代が心酔していた セザール・フランクが作曲した交響曲で使われた 循環主題がこの作品で使われている。
第1楽章 Prelude:Adagio - Moderato 第2楽章 Scherzo:Vivace 第3楽章 Lento 第4楽章 Adagio-Allegro energico
(管弦楽)アルスター管弦楽団 (指揮) 湯浅 卓雄 ♪ 私が聴いた音源 ♪
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