【 フルートとオーケストラのための ディヴェルティメント Op. 52 】
ブゾーニ,フェルッチョ 〔伊〕 (1866.04.01〜1924.07.27) 58歳 腎臓病
ブゾーニはリストの弟子ではなかったが、若いころ その演奏を聴き、リストに紹介されている。 リストの音楽は、ピアノ音楽のアルファであり オメガであると語るほど、若き日のブゾーニにとって、 リストは夢であり、目標だった。
ピアニストとして円熟した時期の1911年には、 リストの主要なピアノ作品の全てを、数回にわたる コンサートで演奏している。
ブゾーニは1907年ごろを境にロマン派音楽の 影響を離れ、革新的な様式を取り入れた 独自の世界を形作り始めた。
晩年に向かい、モーツァルトや、バッハなど 古典への回帰を呼びかけ、新しい古典性を 標榜した音楽作りを行った。
バッハやモーツァルトの他、リスト、ブラームスなど 優れた作品のピアノ用の編曲を多く手がけている。
「フルートとオーケストラのための ディヴェルティメント」は、新古典主義の 流れの一つで、この世を去る4年前の54歳の 1920年に作曲した。
(フルート)オーレル・ニコレ (管弦楽) ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 (指揮) クルト・マズア ♪ 私が聴いた音源 ♪
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