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...... 2021年02月09日 の日記 ......
■ 《 無調音楽 》   [ NO. 2021020901-1 ] co

【 室内協奏曲 】


2月9日 《 無調音楽 》
【 室内協奏曲 】
ベルク,アルバン 〔オーストリア〕
(1885.02.09〜1935.12.24) 50歳 敗血症

シェーンベルク、ウェーベルンとならぶ十二音音楽の
大成者の1人であるベルクは、136年前の
2月9日に輸出業、書籍業を営んでいた父と、
宝石商の娘だった母の第3子として生まれた。

美術や音楽に造詣が深かった母の影響で、豊かな
芸術的な雰囲気につつまれた家庭で育った。
彼の最初の関心は文学で、音楽学校には入らず
一般の大学を卒業し、しばらくは役所勤めをしていた。

しかし、15歳のころから独学で作曲を始めていて、
弟思いの長兄の世話で、11歳年長のシェーンベルクに
作曲を習うことになり、同門のウェーベルンと共に
後には彼の協力者、友人として12音音楽を完成させた。

シェーンベルクの50歳の誕生日に献呈するつもりで
1923年に 「室内協奏曲」の作曲にとりかかったが、
誕生日には間に合わず、1925年に完成した。

題名は、正しくは「十三の管楽器をともなう
ピアノとバイオリンのための室内協奏曲」という。

3楽章からなる協奏曲だが、第1楽章に入る前に
5小節のモットー(音名象徴による短い献辞)がある。
これには《指揮をする必要はないが、
演奏しなければならぬ》と注記されている。

この曲は、12音音楽の技法を完成する以前の
作品で、無調音楽である。

   第1楽章 Thema scherzoso variazioni,leicht beschwingt
   第2楽章 Adagio
   第3楽章 Rondo: Introdutione



(ヴァイオリン)クリスチャン・フェラス
(ピアノ) ピエール・バルビゼ    
(管弦楽) パリ音楽院管弦楽団    
(指揮)  ジョルジュ・プレートル  
          ♪ 私が聴いた音源 ♪





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