[PREV] [NEXT]
...... 2021年01月30日 の日記 ......
■ 《 ジェルヴェーズの舞曲 》   [ NO. 2021013001-1 ] or

【 フランス組曲 】

プーランク,フランシス 〔仏〕
(1899.01.07〜1963.01.30) 64歳



現代フランスの作曲家のプーランクは、
パリの裕福な家庭に生まれたが、
両親は熱心なカトリック教徒で、その宗教心は
彼にも受け継がれた。

母親がピアノをたしなんだので、彼も幼少のときから
ピアノを弾いていたが、演劇の愛好者だった母方の
叔父から、舞台芸術に対する趣好もうえつけられた。

10歳のときに、パリ市内の洪水のため一家は
フォンテンブローに移住したが、ここの楽譜屋で
シューベルトの歌曲を知り、熱中した。

後に、第一次大戦の直後に現われて、
めざましい音楽活動を展開したフランスの
六人組の一人として活躍した。

「フランスの六人組」は、ロマン主義や印象主義に
反発し、サティの冷静で鋭い風刺や素朴さと、
詩人で劇作家のジャン・コクトーの精神性に
傾倒する6人の作曲家、ミヨー、オネゲル、オーリック、
デュレ、タイユフェール(女性)のグループ。

33歳年長のサティーの影響は大きく、
「サティーから直接受けた広範囲な影響は、
精神的なものと音楽語法の両面にわたっていた」
と、プーランク自身が述べている。

1963年1月30日、64歳で世を去ったが、
その年の11月22日、46歳のアメリカの
ケネディ大統領が暗殺されている。

1935年に作曲したジェルヴェーズの作品による
「フランス組曲」は、十六世紀の作曲家の
クロード・ジェルヴェーズの舞曲を基に7曲からなる。

洒落た響きに彩られ、およそ400年もの時を経て
新たなよそおいで20世紀によみがえった作品で、
古い雰囲気を残しながら、近代的なハーモニーに
色付けされた魅力的な組曲である。

第1曲 ブルギーニュのブランソ 
第2曲 パヴァーヌ       
第3曲 小さな軍隊行進曲    
第4曲 コンプラント      
第5曲 シャンパーニュのブランル
第6曲 シシリエンヌ      
第7曲 カリヨン(鐘)     



(管弦楽)パリ管弦楽団     
(指揮) ジョルジュ・プレートル
       ♪ 私が聴いた音源 ♪





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: