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...... 2021年01月23日 の日記 ......
■ 《 近代的なピアノ演奏法 》   [ NO. 2021012301-1 ] co

【 ピアノ協奏曲 ハ長調 】

クレメンティ,ムツィオ 〔伊〕
(1752.01.23〜1832.03.10) 80歳


  
音楽史とくにピアノ音楽の歴史の上では、
きわめて重要な位置をしめているクレメンティは、
269年前の1月23日、ローマで生まれた。
父は有名な銀細工師だった。

若くしてロンドンに渡り、一生をイギリスを
本拠として活躍した。
ピアノの名手として、その足跡はヨーロッパ
各地におよび、当時のもっとも優れたピアニスト、
ピアノ教師として国際的な名声を博した。

晩年は、音楽出版業とピアノ製造業に専念し、
余暇を作曲にあてたといわれている。
近代的なピアノ演奏法を創始し、18歳年下の
ベートーベンへの道を開いた功績も大きい。

ベートーベンはクレメンティのソナタを
偏愛していたが、簡潔で正確な形式、精神の
新しさなど、学ぶところが多かったといわれている。

クレメンティの作品は、明確な形式感と均斉感、
簡潔で調和のとれた表現法、純粋で厳格な
様式感など、見るべきものが多く、60曲以上の
ピアノ・ソナタやピアノを用いた室内楽が
中心をしめている。

管弦楽作品も作ったが失われたものが多く、
ピアノと管弦楽の作品は「ピアノ協奏曲 ハ長調」
1曲だけが残っている。
この協奏曲は、「ピアノ・ソナタ 作品33」の
3曲のうちの第3番を協奏曲に編曲している。

   第1楽章 Allegro con spirito
   第2楽章 Adagio e cantabile,con grande espressione
   第3楽章 Presto



(ピアノ)ピエトロ・スパーダ   
(管弦楽)フィルハーモニア管弦楽団
(指揮) フランチェスコ・タバロス
       ♪ 私が聴いた音源 ♪





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