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...... 2021年01月18日 の日記 ......
■ 《 管弦楽曲として 》   [ NO. 2021011801-1 ] or

【 田園組曲 】

シャブリエ,アレクシス・エマニュエル 〔仏〕
(1841.01.18〜1894.09.13) 53歳


                   
シャブリエは、180年前の1月18日に
南仏のオーヴェルニュに生まれた。

16歳ごろからピアノを学んだが、
一家がパリに移るとともに、同地で法律を学び、
学位をとり内務省の官吏となった
その間も音楽の勉強をし、作曲活動もしていた。

アマチュアとして歩んだその経歴から、
より自由な作品表現と機知に満ちた
ユーモアにあふれた作品が作られている。

39歳のときに内務省を退職しその後、
妻とともにスペインを旅したシャブリエが、
そのときの体験をもとに書いたのが、
ピアノのための狂詩曲「スペイン」だが、
その年に「絵画的小品」も作曲している。

優れた芸術家が集う19世紀後半のパリで
活躍したシャブリエは、交友の範囲は広く、
サンサース、マスネー、デュパルクなどの
音楽家だけでなく、印象派の画家マネ、モネ、
ルノアール、セザンヌなどとも親交を結んでいた。

パリのアパートの部屋には、彼らの絵が飾られ、
印象派絵画の収集家としても有名であった。

「絵画的小品」は、10曲からなるピアノ曲で、
フランクは「われわれはなにか尋常でないものを
聞いた。この音楽は、われわれの時代を
クープランとラモーの時代に結びつける」
と言っていて、発明と機知との自然な
巧みさが感じられる。

 1 風景        
 2 メランコリー    
 3 旋風        
 4 木陰にて      
 5 ムーア風舞曲    
 6 牧歌        
 7 村の踊り      
 8 即興曲       
 9 はなやかなメルエット
10 スケルツォ・ヴァルス

「絵画的小品」の10曲の中から
「牧歌」「村の踊り」「木陰にて」
「スケルツォ・ヴァルス」の4曲を抜粋して、
シャブリエ自身によってオーケストレーション
されたのが「田園組曲」で、1888年11月4日に
アンジューのコンセール・ポピュレールで
初演された。

           1. Idylle
           2. Danse villageoise
           3. Sous - bois
           4. Scherzo - valse



(管弦楽) フランス国立管弦楽団
(指揮)  アルマン・ジョルダン
       ♪ 私が聴いた音源 ♪





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