【 アルビノーニのアダージョ ト短調 】
アルビノーニ,トマゾ・ジョヴァンニ 〔伊〕 (1671.06.14〜1751.01.17) 79歳
イタリア・バロック音楽の作曲家のアルビノーニは ヴェネツィア生まれた。 バッハより14歳年上で、ヴィヴァルディと同じ時期に 同じヴェネツィアで活躍した作曲家である。 2人は同じ教師について学んでいたので、 兄弟弟子の関係にあったとされる。
ヴィヴァルディは、プロの音楽家として活躍していたが、 製紙業とトランプ製造を営む、裕福な ヴェネツィア貴族の家系に生まれたアルビノーニは、 音楽は職業ではなく趣味としてたしなむということで、 「ヴェネツィアのディレッタント(芸術愛好家)」と 自称していた。
しかし、父親が亡くなってから本格的な活動をし、 34歳のときに美しい歌手と結婚したが、 生涯については詳しくはわかっていない。 270年前の1月17日に糖尿病のため 生地のヴェネツィアで79歳で世を去った。
50曲以上のオペラを作曲しているが、 現在では協奏曲や室内楽の作品が演奏されている。
「アダージョ」は、後に音楽学者のレーモ・ジャゾットが アルビノーニの残した楽譜をもとにして、 弦楽合奏とオルガンのために編曲したのが 「アダージョ・ト短調」で、1963年制作の映画 「審判」の主題曲に用いらている。
(管弦楽) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) ヘルベルト・フォン・カラヤン ♪ 私が聴いた音源 ♪
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