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...... 2021年01月09日 の日記 ......
■ 《 三大バレエ 》   [ NO. 2021010901-1 ] or

【 バレエ音楽「白鳥の湖」Op. 20 】

チャイコフスキー,ピョトル・イリイチ 〔露〕
(1840.05.07〜1893.11.06) 53歳 コレラ

蘆原英了〔日〕
(1909.01.09〜1981.03.02)72歳    



日本の音楽・舞踊評論家の蘆原は、102年前の
1月9日に滋賀県大津市で生まれた。

1931年に慶應義塾大学文学部フランス学科を
卒業し、1932年にフランスに留学し、バレエ、
シャンソン、演劇を学んだ。

帰国後、中央公論社に入社し、戦後は雑誌
「中央公論」の編集長となった。
また、バレエ、シャンソン、演劇の評論家となった。

1957年「巴里のシャンソン」で、毎日出版文化賞を受賞。
1962年にフランス政府から、芸術文化勲章を受けた。
1974年には紫綬褒章も受けている。

1946年に東京バレエ団を結成し、チャイコフスキーの
「白鳥の湖」の初演に携わった。
(現在活動している東京バレエ団との直接の繋がりはない)

チャイコフスキーの残した3つのバレエ音楽の
「白鳥の湖」「くるみ割り人形」「眠りの森の美女」は、
現在いずれも全曲が上演されている。
当時のバレエは宮廷バレエで、上品な娯楽性を
重んじたために、お伽話からだけえられる空想の世界が
好んでバレエ作者によって取り上げられた。

1871年の夏、チェイコフスキーは、カメンカの
ダヴィドフ家に嫁いでいた妹のアレクサンドラの
子どもたちのために、小さなバレエ
「白鳥の湖」を作曲した。

その4年後の春に、モスクワのボリショイ劇場から
バレエ音楽を委嘱され、中世ドイツの伝説の
「白鳥の湖」を選んでいる。

1877年に初演された「白鳥の湖」は、
全く踊りに適さないという批評にあい、あらゆる面で
悪評をかったが、チャイコフスキーの追悼公演のため
検討した結果、価値を認められ第2幕を上演した。

1895年1月27日に全曲を蘇演して好評を得、
後に最も上演回数が多い作品となった。

甘美な、メロディアスな音楽が「白鳥の湖」の
ストーリーのもつ、単純で幻想的な性質と
一致していて、登場人物の心理や、
シチュエーションを見事に描き出すことに
成功している。



(管弦楽)モスクワ放送交響楽団     
(指揮) ウラディーミル・フェドセーエフ
        ♪ 私が聴いた音源 ♪





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