【 ピアノ協奏曲 嬰ハ短調 FP146 】
プーランク,フランシス 〔仏〕 (1899.01.07〜1963.01.30) 64歳
現代フランスの作曲家のプーランクは、 122年前の1月7日にパリの裕福な家庭に 生まれたが、両親は熱心なカトリック教徒で、 その宗教心は彼にも受け継がれた。
母親がピアノをたしなんだので、彼も 幼少のときからピアノを弾いていたが、 演劇の愛好者だった母方の叔父から、 舞台芸術に対する趣好もうえつけられた。
10歳のときに、パリ市内の洪水のため一家は フォンテンブローに移住したが、プーランクは ここの楽譜屋でシューベルトの歌曲を知り熱中した。
後に、第一次大戦の直後に現われて、 めざましい音楽活動を展開したフランスの六人組 (ミヨー、オネゲル、オーリック、デュレ、タイユフェール) の一人として活躍した。
プーランクは1948年秋にアメリカに演奏旅行を した折、ボストン交響楽団に作品を委嘱され、 1月にパリに戻ってから「ピアノ協奏曲」を作曲した。
1950年1月にボストンにおいて、プーランク自身の ピアノ、シャルル・ミンシュ指揮、 ボストン交響楽団により、初演された。
3楽章からなるが終楽章では、フォスターの 「故郷の人々」やオッフェンバックの曲の 一部が使われている。
(ピアノ) パスカル・ロジェ (管弦楽) モスクワ管弦楽団 (指揮) シャルル・デュトア ♪ 私が聴いた音源 ♪
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