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...... 2021年01月05日 の日記 ......
■ 《ウィンナ・オペレッタの祖》   [ NO. 2021010501-1 ] or

【ファティニッツァ行進曲 】

スッペ,フランツ・フォン 〔墺〕
(1819.04.18〜1895.05.21) 76歳



スッペの父の家系はベルギー系貴族で、父は官吏を
していて、スパーラト港停泊中の船内で生まれた。
少年時代からフルートの演奏に長じ、
14歳のときにはミサ曲を作曲している。

大学に入学した後父が亡くなり、ウィーンに移り住んで、
ウィーン音楽院で学び、21歳からウィーンの各劇場で
楽長として、通俗劇の劇中音楽などを指揮していた。

45歳から亡くなるまで、レオポルトシュタット劇場で
活躍し、ウィーンで76年の生涯を閉じた。

音楽喜劇のオペレッタ(喜歌劇)は、
オッフェンバックに代表されるフランスのオペレッタと、
ウィーンのオペレッタの2つの系統があるが、
ウィンナ・オペレッタの開祖ともいえるのがスッペである。

ウィーンの各劇場で楽長として、通俗劇の
劇中音楽などを指揮していたが、45歳から
亡くなるまでの31年間はレオポルトシュタット劇場で
活躍した。

スッペはオペレッタや多くの劇付随音楽を作り、
劇音楽の作曲家として成功したが、こんにちでは
オペレッタを全曲通して演じることは少ない。

明快な旋律と軽快なリズムで作られていて、
広く親しまれている「詩人と農夫」「軽騎兵」なども、
今では序曲しか演奏されない。



(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮) ロリン・マゼール         
          ♪ 私が聴いた音源 ♪





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