プ ロ グ ラ ム
【 ファティニッツァ行進曲 】★ フランツ・フォン・スッペ:作曲
演奏会の幕開きは、ウィンナ・オペレッタの父とも 呼ばれるスッペの喜歌劇の一曲。
【 ワルツ『音波』 Op.148 】★ ヨハン・シュトラウス:作曲
1854年に技術者協会の舞踏会のために書かれた曲。 ヨハンは当時、研究の最先端だった同時代の 最先端をゆく作風で表現した。
【『ニコ殿下のポルカ』 Op.228 】 ヨハン・シュトラウス:作曲
1859年にロシアでの演奏旅行中にヨハンが 「ニコ」という愛称の公爵に献呈した曲で曲の中に ロシアの旋律が巧みに織り込まれている。
【 ポルカ・シュネル『憂いもなく』 Op.271 】 ヨーゼフ・シュトラウス:作曲
42歳で亡くなったヨーゼフが死の1年前に 書いた作品で、体調がすぐれない中、希望をこめ 明かるさに満ちた音楽に書き上げた。 ポルカ・シュネル=テンポの速いポルカのこと。
【 ワルツ『坑夫ランプ』】★ カール・ツェラー:作曲
ツェラーは19世紀後半、ウィーンで役人として 働きながら作曲家としても活躍した。 このワルツには1894年に初演された 喜歌劇「鉱山長」の旋律が使われている。
【 ギャロップ『贅沢三昧』】★ カール・ミレッカー:作曲
【 喜歌劇『詩人と農夫』序曲 】 フランツ・フォン・スッペ:作曲
スッペは多くの舞台音楽を生み出したが、 その多くは忘れられてしまったが、 「詩人と農夫」序曲は親しみやすい旋律が 今も愛され演奏されている。
【 ワルツ『バーデン娘』 Op.257 】★ カレル・コムザーク:作曲
このワルツの作曲者のコムザークはウィーン近郊の 温泉保養地のバーデンを愛した芸術家の一人で、 19世紀後半にウィーンで軍楽隊長として 活躍したが、晩年はこの地で過ごした。
【 『マルゲリータ・ポルカ』 Op.244 】 ヨーゼフ・シュトラウス:作曲
【 『ヴェネツィア人のギャロップ』 Op.74 】★ ヨハン・シュトラウス(父):作曲
1834年にウィーンで催された野外イベント 「ベネチアの一夜」のために書かれた曲で ベネチア風の舞台セットの中で演奏され、 大きな喝采が送られた
【 ワルツ『春の声』 Op.410 】 ヨハン・シュトラウス:作曲
【 ポルカ・フランセーズ『クラップフェンの森で』 Op.336 】 ヨハン・シュトラウス:作曲
ウィーンの北部の小高い丘のあるクラップフェンでは 人々が休日を楽しむ。 この極端にはカッコウが鳴く平和な森のたたずまいが 描かれている。 ロシア滞在中に書かれた作品で、 最初は「パブロフスクの森で」と名付けられていた。
【 『新メロディ・カドリーユ』 Op.254 】 ヨハン・シュトラウス:作曲
カドリーユは19世紀初めに広まった舞曲で 有名な旋律を次々に引用するのが慣例だった。 当時、ウィーンでも人気だったイタリア・オペラの 名旋律が次々に登場する。
【 皇帝円舞曲 Op.437 】 ヨハン・シュトラウス:作曲
ベルリンに建てられた「国王の建築」という ホールのこけら落としのために作られた曲。
楽友協会でヨハンが指揮した際には、鳴り止まぬ アンコールに、何度も続けて演奏された。
【 ポルカ・シュネル『恋と踊りに夢中』 Op.393 】 ヨハン・シュトラウス:作曲
弟エドゥアルド指揮による初演の際つけられた 魅力的な曲名で今も親しまれている。
【 狂乱のポルカ Op.260 】 ヨハン・シュトラウス:作曲 題名の通り、激しい曲想の中、長調と短調が 目まぐるしく交差するポルカで、新しい音楽の 動向にも敏感だったヨハンの実験精神あふれる曲。
【 ワルツ「美しく青きドナウ」Op 314 】 ヨハン・シュトラウス:作曲
もともとは戦争に敗れうちひしがれた人々のために ヨハンが書いた合唱曲だった。 「ウィーンっ子よ 楽しく過ごせ」という歌詞で 人々を力づけたこのワルツだが、今ではオーストリアの 「第2の国家」と呼ばれて愛されている。
【 ラデツキー行進曲 Op 228 】 ヨハン・シュトラウス(父):作曲
今年は無観客開催となったニューイヤーコンサートだが、 例年は聴衆の拍手と共に演奏会を締めくくるこの曲が、 今年も変わらずアンコールに選ばれ、事前登録した 聴衆が世界中からオンラインで拍手を届けた。
(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) リッカルド・ムーティ(指揮) ♪ 私が聴いた音源 ♪
【 ワルツ「坑夫ランプ」】1月3日に掲載
【 ギャロップ「贅沢三昧」】1月4日に掲載
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