【 オペラ「ヴォツェック」作品7 】
ベルク,アルバン 〔オーストリア〕 (1885.02.09〜1935.12.24) 50歳 敗血症
二十世紀オペラの最高傑作の「ヴォツェック」は、 シェーンベルク、ウェーベルンとならぶ 十二音音楽の大成者の1人である ベルクが作曲した3幕のオペラである。
ドイツの劇作家ゲオルグ・ビューヒナー (1813〜37)の代表作である「ヴォイツェック」を オペラ化したもので、ほぼ同時期にグルリットも、 お互いを知らずして作曲を進めていた。
1914年にウィーンで上演されたビューヒナーの 戯曲「ヴォイツェック」を観たベルクは、 オペラ化を思い立った。
15場面で書かれたベルクのオペラは、 1925年12月14日にクライバーの指揮により、 ベルリン歌劇場で初演されたが、 18場面で書かれた グルリットのオペラは その4ケ月後の1926年4月26日に、 ブレーメンで初演されている。
情婦を殺して死刑になった実在の人物の ヴォイツェックを主人公としたオペラである。
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