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...... 2020年12月13日 の日記 ......
■ 《 ハイネの「歌の本」》   [ NO. 2020121301-1 ] v

【 歌曲集「リーダークライス」 Op. 24 】

シューマン,ローベルト・アレクサンダー〔ドイツ〕
(1810.06.08〜1856.07.29) 46歳  精神錯乱

ハイネ,ハインリヒ 〔独〕
(1797.12.13〜1856.02.17) 58歳      



天才詩人のハイネは、223年前の12月13日に
ユダヤ人を両親にデュッセルドルフで生まれた。

後にキリスト教に改宗し、34歳のときフランスに
亡命、ドイツとフランスの2つの国で生きたが
1856年にパリのマンモルトル世を去った。

彼は40歳のころから、眼病、頭痛、麻痺などが
起こり、病魔と闘いながらの生活だった。

シューマンには「リーダークライス」と名付けられた
歌曲集が作品24と作品39の2つある。
「リーダークライス」は歌曲集と訳されている。

豊かなロマン的詩心をもったハイネの詩は、
多くの作曲家によって作曲されているが、
ハイネの「歌の本」の詩による9曲からなる作品24は、
シューマンがピアノ曲から歌曲の創作へと転換した
最初の作品で、シューベルトの晩年以前の歌曲と
イタリア歌曲からの影響が著しく、
一般に民謡風な性格をもっている。

第1曲 毎朝私が起きると     
第2曲 私はいらだって      
第3曲 木陰を歩いていたら    
第4曲 いとしい恋人、君の手を  
第5曲 私の悲しみの美しいゆりかご
第6曲 待て、荒々しい船乗りよ  
第7曲 山と城が見下ろしている  
第8曲 はじめから望みもなく   
第9曲 ミルテとバラを持って   

この曲が作られた1840年は「歌の年」といわれていて、
シューマンの重要な歌曲はほとんどこの年に作られ、
その数は140曲以上におよんでいる。



(バリトン)シュテファン・ゲンツ  
(ピアノ) クラール・テル・ホルスト





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