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...... 2020年11月27日 の日記 ......
■ 《 記念曲 》   [ NO. 2020112701-1 ] e_sy

【 交響曲 第2番 】

オネゲル,アルテュール 〔スイス〕
(1892.03.10〜1955.11.27) 63歳 血栓症



オネゲルはフランスの港町ル・アーヴルで生まれたが、
両親はフランスに住むスイス人だった。

母から音楽の手ほどきを受け、ヴァイオリンを教わった。
チューリヒの音楽学校に入学したが、
その後パリ音楽院でも学んだオネゲルは、
2つの文化を吸収した。

同窓生だったミヨーとは、お互いに
影響しあう親友だった。

フランスのドビュッシーやラベルを好んで、
巨匠たちに敬意を示したが、他方ではワーグナーや
シュトラウスの影響も受けていた。
そしてドイツの巨匠ベートーベンやブラームスに
ついても深く研究し学んだ。

65年前の11月27日にパリで63年の
生涯を閉じた。

オネゲルは、5つの交響曲を書いたが、室内楽、
映画音楽など幅広く作品を残している。

   交響曲 第1番 (1930年)
           ボストン交響楽団創立50周年のために
   交響曲 第2番 (1941年)
   交響曲 第3番 「典礼風」 (1946年)
   交響曲 第4番 「バーゼルの歓び」(1947年)
           スイス・バーゼル室内交響楽団 
           創立20周年記念のために
   交響曲 第5番 「三つのレ」(1950年)

「交響曲第2番」は、旧バーゼル室内楽団の
創立10周年記念として創立者のパウル・ザッハーの
依頼を受け、第二次世界大戦の最中に書かれた。

非常に重々しい雰囲気をもつ作品だが、
重々しさから開放を示す部分には、
人々の心に強く訴えかけるものがあり、
戦時下ではよく演奏された。

作曲の翌年の5月18日にザッハーの指揮、
バーゼル室内楽団によって初演され、
ザッハーに献呈された。

3楽章からなる交響曲で、弦楽オーケストラと
トランペットのために書かれているが、
弦楽のみの編成で演奏されることもある。

        第1楽章 Molto moderato
        第2楽章 Adagio mesto
        第3楽章 Vivace no troppo



        (管弦楽)NHK交響楽団
        (指揮) シャルル・デュトワ
            ♪ 私が聴いた音源 ♪





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