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...... 2020年11月04日 の日記 ......
■ 《 完成した習作 》   [ NO. 2020110401-1 ] e_ch

【 弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op. 20 】

メンデルスゾーン,ヤーコブ・ルードヴィヒ・
              フェリックス 〔独〕
(1809.02.03〜1847.11.04)38歳  クモ膜下出血?



メンデルスゾーンは裕福な銀行家の子として
ハンブルクで生まれた。
ユダヤ系ドイツ人の家系で、父は銀行家、
祖父は哲学者、ゾロモン家出の母はベルリンの
ユダヤ系銀行家の娘だった。

子どものころから、オーケストラの演奏ができる
ような邸宅に住み、幸福な音楽家の一生だったが、
1847年に仲の良かった姉ファニーの突然の死の
衝撃が大きく、異常に疲労していた身体に神経の障害を
引き起こし、病状がしだいに悪化して死の前日に
クモ膜下出血と思われる症状で意識を失ない、
11月4日ライプツィヒで、わずか38歳の生涯を閉じた。

その6年後に 彼の良き妻だったセシルも結核のため、
34歳の若さで世を去った。

シューベルト誕生の12年後に生まれたメンデルスゾーンが、
弦楽八重奏曲を作曲したのは16歳のときで、
シューベルトが「アルペッジョーネ・ソナタ」を
書いた翌年の1825年の秋のことだった。

八重奏曲で有名なものはあまりないが、
メンデルスゾーンのものは最もよく知られている。

この弦楽八重奏曲は、弦楽四重奏曲を2倍にした
バイオリン4、ヴィオラ2、チェロ2の編成をとっている。

この曲について、メンデルスゾーン自身は
交響曲風に演奏すべきであり、力性も他の種類の
室内楽曲の場合よりも強調すべきであると述べている。

現在では、弦楽合奏用の作品として8人以上で
演奏されることもある。

自由な構成で、色彩的にはきわめて華やかで、
全体の流れはなめらかであり、しかも幻想味に
富んでいて、16歳とはいえ音楽的に成熟した
メンデルスゾーンの姿がある。

      第1楽章 Allegro Moderato con fuoco
      第2楽章 Andante
      第3楽章 Scherzo: Allegro leggierissimo
      第4楽章 Presto



ー 管弦楽編 ー

(管弦楽)新アムステルダム・シンフォニエッタ
(指揮) レフ・マルキス          
         ♪ 私が聴いた音源 ♪





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