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...... 2020年09月16日 の日記 ......
■ 《 歌姫 》   [ NO. 2020091601-1 ] v

【 アリア「歌に生き、愛に生き」】

プッチーニ,ジャコモ 〔伊〕
(1858.12.22〜1924.11.29) 65歳

カラス,マリア (米〕
(1923.12.02〜1977.09.16) 54歳



二十世紀最高のソプラノ歌手といわれた
マリア・カラスは、ギリシャ系移民の子として、
ニューヨークの5番街で生れた。
幼いころ両親が離婚し、母親とギリシャに帰り、
この地で音楽の勉強をした。

15歳で舞台デビューし、その後再びニューヨークに
戻り、1947年のヴェローナ音楽祭でポンキエリの
「ラ・ジョコンダ」を歌い、世界的に注目されるようになった。

その後は、エキゾチックな美貌と強靱な声、
そして緊張感あふれる劇的な表現で、
オペラ歌手として活躍した。

しかし、声の絶頂期は長くは続かなかった。
不摂生な私生活や声を酷使したこと、過激な
ダイエットなどで次第にカラスの声は不安定になり、
舞台に復帰することはできなかった。

1974年に初来日をしたが、これはオペラの
舞台ではなく、ピアノ伴奏によるリサイタルだった。
結局、これがカラスの生涯における最後の
公式な舞台となった。

イタリアの実業家のメネギーニのと結婚をしたが、
ギリシャの大富豪のオナシスとの愛人関係が続き離婚。
その関係はオナシスとケネディ大統領の未亡人
ジャッキーとの結婚により、別れることとなった。

43年前の9月16日にパリの自宅で心臓発作?のため
54年の生涯を閉じた。

「ボエーム」「蝶々夫人」とならぶ、プッチーニの
3大歌劇のひとつである「トスカ」は、プッチーニの
名声を頂点にもたらしたばかりでなく、
イタリア歌劇史を飾る、不朽の作品としてあげられる。

1965年のカラスの最後のオペラの舞台となったのが
歌劇「トスカ」で、その後は引退状態となった。

第2幕で、トスカの恋人で画家のカヴァラドッシが
処刑されることを告げられて歌う
アリア「歌に生き、愛に生き」は、
このオペラで最も有名なアリアである。

歌に生き、愛に生き、生けるものには
悪しきことはなにもしなかった・・・

誠実な信仰をいだいて、いつも、
祈りを祭壇に捧げたのに・・・

第3幕でカヴァラドッシが歌う、有名なアリア
「星も光りぬ」も感動的である。



(ソプラノ)マリア・カラス         
(管弦楽) スカラ座フィルハーモニー管弦楽団
(指揮)  ヴィクトル・デ・サバタ     
            ♪ 私が聴いた音源 ♪





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