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...... 2020年09月01日 の日記 ......
■ 《 ロン=ティボー国際コンクール 》   [ NO. 2020090101-1 ] e_ch

【 ピアノ三重奏曲 ニ長調 】

ベートーベン,ルードヴィヒ・ヴァン〔ドイツ〕
(1770.12.16〜1827.03.26) 56歳   

ティボー,ジャック〔仏〕
(1880.09.27〜1953.09.01) 72歳 事故



名ヴァイオリニストのティボーは、音楽教師を父に
ボルドー市で生まれた。
8歳でリサイタルを開くという、幼くして
ヴァイオリンの才能を発揮し、13歳から
パリ音楽院で学び一等賞で卒業をした。

名指揮者のコロンヌに見い出され、
コロンヌ管弦楽団で独奏者として名声を得た。
かつてベリオが愛用していたストラディヴァリウスを
自由自在に操ったその音色は、繊細典雅をきわめ、
高雅な趣味にあふれた陶酔的なものであった。

1905年に、ピアノのアルフレッド・コクトー、
チェロのパブロ・カザルスと共に「ピアノ三重奏団」
(カザルス・トリオ)を結成し、約30年間にわたって
演奏活動を続けた。

1943年には、ピアニストのマルグリット・ロンと
協力して、ロン=ティボー国際コンクールを開催し、
後進の育成にも力を注いだ。

1953年9月1日、彼は来日途中、乗っていた飛行
機がアルプス山脈に衝突し、72年の生涯を閉じた。

ベートーベンが1802年に作曲した
「 ピアノ三重奏曲 ニ長調」は、「交響曲 第2番 ニ長調」を
小さなホールや、個人の家での音楽会でも
演奏できるよう 1805年に編曲したものである。

第4楽章からなるが、第9交響曲を予感かせる第1楽章。
旋律の美しさから歌曲にも編曲されている第2楽章。
第3楽章の「スケルツォ」の名称は、交響曲では
初めて使われた。
第4楽章では、一種の「呼びかけ」ともいえる
動機が存分に活躍する長大なものである。

     第1楽章 Adagio molto - Allegro con brio
     第2楽章 Larghetto
     第3楽章 Scherzo: Allegro
     第4楽章 Allegro molto



(ヴァイオリン)  ピーター・ハンソン  
(チェロ)     デイヴィッド・ワトキン
(フォルテピアノ) ロバート ・D レヴィン
          ♪ 私が聴いた音源 ♪





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