[PREV] [NEXT]
...... 2020年08月08日 の日記 ......
■ 《 女流作曲家 》   [ NO. 2020080801-1 ] e_co

【 フルート・コンチェルティーノ Op. 107 】

シャミナード,セシル 〔仏〕
(1857.08.08〜1944.04.13) 86歳



出版作品と演奏活動によって、プロとして活躍した
最初の女性作曲家といわれる シャミナードは、
163年前の8月8日にパリの裕福な家庭で生まれた。

ピアニストの母からピアノの手ほどきを受けたが、
早くから音楽の才能をあらわし、ゴダールに作曲を学び、
8歳で教会音楽の作曲を始めた。

また、家ではしばしばサロンコンサートを開いて
ビゼーやシャブリエなど、多くの音楽家たちが
出入りするという恵まれた環境の中で育った。
隣人のビゼーから「ぼくの小さなモーツァルト」と
呼んで可愛がられた。

当時のパリ音楽院の作曲科では、女性の入学を
認めていなかったため、音楽院の教授たちを家に招いて
作曲やピアノを学んだ。

18歳のときからヨーロッパ各地でピアニストとして
活躍したが、サロン風なピアノ曲、歌曲などの作品は
ほとんどが出版されて、経済的に豊かだった。

その後はイギリス、アメリカ、トルコなどで
演奏旅行を行ない、自作の録音も残した。
イギリスではヴィクトリア女王の前で、アメリカでは
ホワイトハウスに招待されて、ルーズベルト大統領の
前で作品を披露している。

シャミナードは1901年に10歳年上のマルセイユの
楽譜出版商と同居をしないものの結婚したが、
彼の死後は再婚をしなかった。

「フルートと管弦楽のためのコンチェルティーノ」は
1902年の作品で、フルートの音色を生かした
牧歌的な優しいメロディーが印象的である。

シャミナード自身が フルートとピアノのための
作品にも編曲している。



(フルート)マヌエラ・ヴィースラー 
(管弦楽) ヘルシングボルイ交響楽団
(指揮)  フィリップ・オーガン  
       ♪ 私が聴いた音源 ♪





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: