【 ピアノ三重奏曲 ハ短調 Op. 1-3 】
ベートーベン,ルードヴィヒ・ヴァン 〔独〕 (1770.12.17〜1827.03.26) 56歳
ピアティゴルスキー,グレゴール 〔露→米〕 (1903.04.17〜1976.08.06) 73歳
チェリストのピアティゴルスキーは、 ウクライナのエカテリノスラフで生まれた。 父からヴァイオリンとピアノを教わったが、 チェロの音色に惹かれ、チェリストになる決心をした。
モスクワ音楽院で学んだ後、ベルリンや ライプツィヒでも学んだが、フェルトベングラーに 見い出され、ベルリン・フィルの首席チェロ奏者となった。
1929年にアメリカでデビューし、 42年には市民権を得、カーティス音楽院の マスタークラスでチェロの主任教授を勤めた。
57年からボストン大学などでも教えたが、 晩年はカリフォルニア州で暮らした。 44年前の8月6日にロスアンジェルスで 73年の生涯を閉じた。
ピアティゴルスキーは、ソロ演奏家として活躍したが、 ルービンスタインのピアノ、ハイフェッツのヴァイオリンで 「百万ドル・トリオ」を結成し、室内楽も楽しんだ。
ルービンスタイン〔ポーランド→米〕(1886〜1982) ハイフェッツ〔露→米〕(1901〜1987)
ベートーベンの「ピアノ三重奏曲作品1」には、 変ホ長調とト長調、ハ短調の3曲がある。 3曲とも4楽章でできていて、古典ソナタの 方式にしたがっている。
初演のときに、たまたまハイドンが居合わせ、 ハ短調は、出版しないよう勧告したが、 ベートーベンはもっとも満足した作品だったため、 憤慨したといわれている。
劇的な作風を示している「ハ短調」は、 3曲中では一番演奏される作品である。
第1楽章 Allegro con brio 第2楽章 Andante cantabile con variazioni 第3楽章 Menuetto: Quasi allegro 第4楽章 Finare.Prestissimo
(演奏)ジョージ・マルコム・ピアノ三重奏団 ♪ 私が聴いた音源 ♪
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