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...... 2020年08月06日 の日記 ......
■ 《 チェロの魅力 》   [ NO. 2020080601-1 ] e_ch

【 ピアノ三重奏曲 ハ短調 Op. 1-3 】

ベートーベン,ルードヴィヒ・ヴァン 〔独〕
(1770.12.17〜1827.03.26)  56歳

ピアティゴルスキー,グレゴール 〔露→米〕
(1903.04.17〜1976.08.06) 73歳



チェリストのピアティゴルスキーは、
ウクライナのエカテリノスラフで生まれた。
父からヴァイオリンとピアノを教わったが、
チェロの音色に惹かれ、チェリストになる決心をした。

モスクワ音楽院で学んだ後、ベルリンや
ライプツィヒでも学んだが、フェルトベングラーに
見い出され、ベルリン・フィルの首席チェロ奏者となった。

1929年にアメリカでデビューし、
42年には市民権を得、カーティス音楽院の
マスタークラスでチェロの主任教授を勤めた。

57年からボストン大学などでも教えたが、
晩年はカリフォルニア州で暮らした。
44年前の8月6日にロスアンジェルスで
73年の生涯を閉じた。

ピアティゴルスキーは、ソロ演奏家として活躍したが、
ルービンスタインのピアノ、ハイフェッツのヴァイオリンで
「百万ドル・トリオ」を結成し、室内楽も楽しんだ。

ルービンスタイン〔ポーランド→米〕(1886〜1982)
ハイフェッツ〔露→米〕(1901〜1987)

ベートーベンの「ピアノ三重奏曲作品1」には、
変ホ長調とト長調、ハ短調の3曲がある。
3曲とも4楽章でできていて、古典ソナタの
方式にしたがっている。

初演のときに、たまたまハイドンが居合わせ、
ハ短調は、出版しないよう勧告したが、
ベートーベンはもっとも満足した作品だったため、
憤慨したといわれている。

劇的な作風を示している「ハ短調」は、
3曲中では一番演奏される作品である。

      第1楽章 Allegro con brio
      第2楽章 Andante cantabile con variazioni
      第3楽章 Menuetto: Quasi allegro
      第4楽章 Finare.Prestissimo



(演奏)ジョージ・マルコム・ピアノ三重奏団
          ♪ 私が聴いた音源 ♪





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