【 鍵盤楽器のためのソナタ 】
マルティーニ,ジョバンニ 〔伊〕 (1706.04.24〜1784.08.03) 78歳
モーツァルトがイタリアで学んだといわれる マルティーニは、作曲家、音楽理論家として活躍した。 ボローニャで生まれ、230年前の8月3日に 78年の生涯を閉じた。
ヴァイオリニストの父から音楽の手ほどきを受け、 後に個人的に声楽、チェンバロ、対位法、 古典教育を学び、サンフランシスコ会修道院で 修練をし、16歳で聖職につき、19歳で サン・フランチェスコ教会楽長に任命された。
宗教音楽を作りながら数学を研究し、また多量の 音楽文献を収集した。 これらは彼の死後、ボローニヤ音楽学校や 宮廷図書館の手に渡った。
優れたミサやオラトリオを作曲したが、 彼の名声を高めたのは教師としての活躍で、 多くの音楽家を育てた。
マルティーニはローマ楽派の当時最大の対位法の 理論家であったが、音楽史の形態を整えた最初の 書物3巻を著わしている。
「対位法教練」などの内容の充実した 著書も残されている。
6つの「鍵盤楽器のためのソナタ」は、1747年に 書かれている。
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