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...... 2020年07月27日 の日記 ......
■ 《 自由な展開 》   [ NO. 2020072701-1 ] e_co

【 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 35a 】

ブゾーニ,フェルッチョ 〔伊〕
(1866.04.01〜1924.07.27) 58歳 腎臓病



ブゾーニの本名は、ダンテ・ミケランジェロ・
ベンヴェヌート・フェルッチョ・ブゾーニで、
イタリア人の父とドイツ系の母との間に
フィレンツェ近郊のエンポリで生まれ、
96年前の7月27日にベルリンで亡くなった。

父はクラリネット奏者、母はピアニストで、
両親から音楽を学び、8歳のときに公開の
演奏会を開くなど、早くから才能を発揮した。
10歳のときに、ウィーンで演奏したブゾーニは、
当時、強い影響力を持っていた音楽学者
ハンスリックに絶賛された。

彼はリストの弟子ではなかったが、若いころ
その演奏を聴き、リストに紹介されている。
リストの音楽は、ピアノ音楽のアルファであり
オメガであると語るほど、若い日のブゾーニにとって、
リストは夢であり、目標だった。

ピアニストとして円熟した時期の1911年には、
リストの主要なピアノ作品の全てを、
数回にわたるコンサートで演奏している。
ブゾーニは多くの弟子を育て、優れた作品の
ピアノ用の編曲を手がけている。

「 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調」は、1896年から
97年にかけて作曲され、オランダ出身の
ヴァイオリニストのアンリ・ペトリに捧げられている。
ペトリはヨアヒムの弟子で、ハノーバーの
宮廷劇場やライプチヒやドレスデンで
オーケストラのコンサートマスターをつとめた。

ドイツロマン派音楽の流れを感じさせると同時に
伝統に挑戦するかのように、旋律が様々に変化し、
自由な展開がはかられている。

        第1楽章 Allegro moderato
        第2楽章 Quasi andante
        第3楽章 Allegro impetuoso



(ヴァイオリン)インゴルフ・トゥルバン
(管弦楽) バンベルク交響楽団    
(指揮)  リオール・シャムバダル  
          ♪ 私が聴いた音源 ♪
   




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