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...... 2020年07月21日 の日記 ......
■ 《 メトロノーム 》   [ NO. 2020072101-1 ] s

【 ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 Op. 101 】

ベートーベン,ルードヴィヒ・ヴァン 〔独〕
(1770.12.17〜1827.03.26)  56歳

ヨハン・ネポムク・メルツェル 〔独〕
(1772. 〜1838.07.21)  66歳



機械式メトロノームを発明したメルツェルは、
ベートーベンが生まれた2年後に誕生し、
182年前の7月21日に世を去った。

一定の間隔で音を刻む音楽用具のメトロノームは、
1816年に特許を取得した。
そのメトロノームを音楽家で最初に利用したのは、
ベートーベンだったといわれている。

楽譜には M.M.=100(数字)と表示されているが、
M.M.は「メルツェルのメトロノーム」の意味で、
メトロノームの目盛りを100に合わせたときの
テンポで、1分間に100拍刻む。
「テンポ100」と呼ぶ。

最近では、電子式のものが多く使われるようになった。

バートーベンがいつごろからメトロノームを
使ったのかはわからないが、1816年に作曲した
作品には「ピアノ・ソナタ 第28番」も含まれる。
後期様式の最初の作品で、きめが細かく幻想的である。

ベートーベンの弟子で、当時一流のピアニストだった
ドロテア・エルトマン夫人に献呈された。
愛児を失い、悲しみにくれていた彼女に演奏して聴かせ、
慰めたという話もある。

    第1楽章 Allegretto, ma non troppo
         (幾分速く、そして非常に深い感情を持って)
    第2楽章 Vivace alla Marcia
         (生き生きした行進曲風に)
    第3楽章 Adagio ma non troppo, con affetto 
         (ゆっくりと、そして憧れに満ちて)



(ピアノ)ヴィルヘルム・バックハウス
        ♪ 私が聴いた音源 ♪





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