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...... 2020年06月28日 の日記 ......
■ 《名ヴァイオリニスト》   [ NO. 2020062801-1 ] e_ch

【 アンダンティーノとアレグロスケルツォーソ
                Op. 1 イ短調 】


ヨアヒム,ヨーゼフ 〔ハンガリー〕
(1831.06.28〜1907.08.15) 76歳



十九世紀後半のドイツ最大のヴァイオリニストの
ヨアヒムは、189年前の6月28日にハンガリー王国
西部のキトゼー(現在はオーストリア領)で生まれた。

大作曲家のメンデルスゾーンに認められ、彼が
率いていたライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の
コンサートマスターのヘルディナンド・ダーヴィドに
師事し、才能を開花した。

7歳でデビューし、12歳のときにメンデルスゾーンの
ピアノ伴奏で演奏会も開いている。
しかし、同じハンガリー生まれで、20歳年上の
リストには好まれなかった。

初演以来あまり演奏されることがなかった
ベートーべンの「ヴァイオリン協奏曲」を復活演奏し、
その真価を世に伝えた。

シューマン夫妻やブラームスとは親交があり、
ブラームスの「ヴァイオリン協奏曲」の初演でも
ソリストをつとめ、献呈を受けてもいる。

作曲の分野では3つの協奏曲をはじめとする
ヴァイオリン作品やいくつかのオーケストラ用の
作品を残している。

彼の演奏は、最良の古典的なものに裏付けされ、
威厳のある平静さを保った傷のない技巧をもっていた。

1866年に王立音楽アカデミーの創設と指導のため
ベルリンに招かれ、世を去るまでベルリンに住んだ。

1869年にヨアヒム弦楽四重奏団を組織し、
世界最高の四重奏団を作り上げた。
ヨアヒムは古典時代の作品の演奏にすぐれ、
次代のドイツのヴァイオリニストに大きな影響を与えた。

ヨアヒムの作曲した作品は、ヴァイオリン曲と序曲などが
あるが、あまり演奏されることはない。

「アンダンティーノ・イ短調」は、物悲しいピアノの
前奏で始まるヴァイオリン曲である。



(ヴァイオリン) マラト・ビゼンガリエフ
(ピアノ)  ジョン・レネハン     
         ♪ 私が聴いた音源 ♪





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