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...... 2020年05月18日 の日記 ......
■ 《 幻想的協奏曲 》   [ NO. 2020051801-1 ] e_co

【 ピアノ協奏曲 第1番 イ短調 Op. 78 】

アルベニス,イサーク 〔スペイン〕
(1860.05.29〜1909.05.18) 48歳



近代スペインの大作曲家の一人にあげられる
アルベニスは、カタロニアのカンプロドンで生まれた。

4歳で早くも最初のピアノ公開演奏を行い、
大きな成功をおさめたといわれ、6歳のときに
パリに行ったが、音楽院の入学は許可されなかった。
7歳で、マドリード音楽院に入学し、12歳の年に
ピアノ科を1等賞で卒業した。

その後14歳でライプチヒ音楽院に入学するまで、
一人でコスタリカからアメリカ大陸まで演奏して歩いた
といわれ、恐るべき生活力と独立意志であった。

18歳のときに、ブタペストでリストに教えをうけ、
大きな収穫をえた。
彼は絶えず夢を追い続け、生涯旅人だった。

20歳代はバルセロナやマドリッドで
ピアノ教師として過ごし、後にロンドンを経て、
パリを本拠に音楽活動を行なった。

パリ音楽院でマスネーに作曲を学び、27歳のときに
カンタータ「ディドン」でローマ大賞を受賞し、
3年間ローマに留学した。

アルベニスは演奏家、ピアノ教師として
活躍していたが、作曲活動も精力的に行った。
彼の作品はピアノ曲、オペラ、管弦楽曲、歌曲など
500曲にも及ぶが大多数は未刊のままで、
しかも多くの作品が失われてしまい、
残されているものは数少ない。

99年前の5月18日、10年来病んでいた
腎臓病によって転地先のピレネーで不帰の客となり、
バルセロナに埋葬された、

マドリッド時代の26歳のころの作品の
「ピアノ協奏曲 第1番」は、「幻想的協奏曲」とも
呼ばれ、叙情性豊かな作品で、作曲の年の
1887年に初演された

       第1楽章 Allegro ma non troppo
       第2楽章 Reverie e Scherzo
       第3楽章 Allegro



(ピアノ) ジャン=フランソワ・エッセール
(管弦楽) ローザンヌ室内管弦楽団    
(指揮)  ヘスス・ロペス=コボス    
       ♪ 私が聴いた音源 ♪

フランス共和国元大統領のニコラス・サルコジ氏の
前妻セシリアはアルベニスのひ孫にあたる。





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