【 ピアノ協奏曲 第1番 ニ長調 Op. 17 】
サン=サーンス,シャルル・カミユ 〔仏〕 (1835.10.09〜1921.12.16) 86歳 心臓病
名ピアニストとして名声を保ち続けた サン=サーンスが、楽壇にデビューしたのは10歳だった。 そのとき早くも成熟した演奏をしたと言われる。
17歳のときに、41歳のリストに会ったことは、 若いサンサーンスにとって大きな事件であった。 このときから2人の間には厚い友情が生まれ、 ピアノの巨匠リストから多くの影響を受けることに なるのであった。
サン=サーンスは5曲のピアノ協奏曲を作曲した。
ピアノ協奏曲 第1番 ニ長調 作品17 (1858年) ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品22 (1868年) ピアノ協奏曲 第3番 変ホ長調 作品29 (1869年) ピアノ協奏曲 第4番 ハ短調 作品44 (1875年) ピアノ協奏曲 第5番 ヘ長調 作品103 (1896年)
第1番は1858年23歳のときに作曲されたが、 この作品によって彼は「本格的なピアノ協奏曲を 書いた最初のフランス人」と見なされるようになった。
また、同じ年にサン=サーンスはパリの マドレーヌ教会のオルガニストに就任している。 この地位は、パリの教会オルガニストの中では 最高のもので、早くもサン=サーンスはその頭角を 現しつつあった。
1860年にサン=サーンスのピアノ独奏で サル・プレイエルにおいて初演された。
第1楽章 Andante - Allegro assai 第2楽章 Andante sostenuto,quasi adagio 第3楽章 Allegro con fuoco
(ピアノ)アルド・チッコリーニ (管弦楽)パリ管弦楽団 (指揮) セルジュ・ボド ♪ 私が聴いた音源 ♪
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