【 歌曲集「忘れられたアリエッタ」】
ドビュッシー,クロード・アシル〔仏〕
（1862.08.22〜1918.01.08） 56歳 癌
ポール・ベルレーヌ（仏）
（1844.03.30〜1896.01.08） 51歳
歌曲集「忘れられたアリエッタ」は、フランス
象徴派の詩人、ポール・ベルレーヌの
詩を基にした６曲で構成されている。
これらは１８７４年に出版されたベルレーヌの詩集
「言葉のない恋歌」に含まれている。
「忘れられた歌」という歌曲集のタイトルは、
「言葉のない恋歌」の中のいくつかの詩を
ベルレーヌ自身がまとめて名付けたもので、
ドビュッシーの歌曲集では、前半の３曲が
「忘れられた歌」からとられている。
第４曲は「ベルギーの風景」という部分から、
第５曲と第６曲は「水彩画」という部分から
用いられている。
ドビュッシーはこれら６曲かを、留学中の１８８５年
頃から書き始め、パリへ戻った後に書き上げた。
１９０３年に改訂が行われ、再出版されているが、
「忘れられたアリエッタ」のタイトルは
そのときにつけられた。
象徴派の詩人のベルレーヌは、酒、女、神、祈り、
反逆、背徳、悔恨が混在した一生だった。
第１曲 やるせない夢心地
第２曲 巷に雨が降るごとく
第３曲 木陰にて
第４曲 木馬
第５曲 水彩画「グリーン」
第６曲 水彩画「スプリーン」
（ソプラノ）ドンアップ・ショー
（ピアノ） ジェームズ・レバイン
♪ 私が聴いた音源 ♪
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