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...... 2020年04月18日 の日記 ......
■ 《ウィンナ・オペレッタの祖》   [ NO. 2020041801-1 ] e_or

【 オペレッタ「スペードの女王」序曲 】

スッペ,フランツ・フォン 〔墺〕
(1819.04.18〜1895.05.21) 76歳



スッペの父の家系はベルギー系貴族で、父は官吏を
していて、スパーラト港停泊中の船内で生まれた。
少年時代からフルートの演奏に長じ、
14歳のときにはミサ曲を作曲している。

大学に入学した後父が亡くなり、ウィーンに移り住んで、
ウィーン音楽院で学び、21歳からウィーンの各劇場で
楽長として、通俗劇の劇中音楽などを指揮していた。

45歳から亡くなるまで、レオポルトシュタット劇場で
活躍し、ウィーンで76年の生涯を閉じた。

音楽喜劇のオペレッタ(喜歌劇)は、
オッフェンバックに代表されるフランスのオペレッタと、
ウィーンのオペレッタの2つの系統があるが、
ウィンナ・オペレッタの開祖ともいえるのがスッペである。

ウィーンの各劇場で楽長として、通俗劇の
劇中音楽などを指揮していたが、45歳から
亡くなるまでの31年間はレオポルトシュタット劇場で
活躍した。

スッペはオペレッタや多くの劇付随音楽を作り、
劇音楽の作曲家として成功したが、こんにちでは
オペレッタを全曲通して演じることは少ない。

明快な旋律と軽快なリズムで作られていて、
広く親しまれている「詩人と農夫」「軽騎兵」なども、
今では序曲しか演奏されない。

45歳のころの作品の「スペードの女王」は、
ロシアの作家プーシキンが書いた戯曲を元に書いた
オペレッタで、優美さと小気味良い華やかさがあり
完成度が高い。

1890年に、チャイコフスキーも3幕のオペラ
「スペードの女王」を書いている。



       (管弦楽)モントリオール交響楽団
       (指揮) シャルル・デュトワ
             ♪ 私が聴いた音源 ♪





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