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...... 2019年12月28日 の日記 ......
■ 《 ジャズ的 》   [ NO. 2019122801-1 ] s

【 ラグタイム 】

ヒンデミット,パウル 〔独〕
(1895.11.16〜1963.12.28) 68歳



現代ドイツの代表的作曲家であるヒンデミットは
非常に多作家な作曲家であったが、指揮者としても
活躍し、教育者・指導者として多くの著作もある。

1934年以降、ナチス政府から弾圧を受け、
トルコ政府に招かれてアンカラで音楽教育に
打ち込むが、やがてスイスに一時移った後、
アメリカに移住した。

第二次世界大戦の後は、ヨーロッパに戻り
大学で教えたが、晩年はスイスに住み、
56年前の12月28日ににマイン河畔の
フランクフルトで68年の生涯を閉じた。

第一次世界大戦が終わりを迎えるころから、
ドイツの若手作曲家を代表する一人として
ヒンデミットは頭角を現した。
この時代1920年代の始めから終わりごろまでは、
都市の文化が花開き、音楽の世界では
アメリカで生まれたジャズがはやりの音楽として
世界各地でもてはやされた。

「ラグタイム」は、ジャズエイジと呼ばれる
この時代の初めころ1921年に作曲された。
作曲の前年、親しかった出版社の友人に宛てて
手紙を書いている。

「あなたはフォックストロットやラグタイムなどの
通俗的な音楽はお好きですか?
実は私、このような分野は大変得意で
他にいいメロディが思い浮かばないときなど
しょっちゅうジャズっぽい曲を
書いてみたりしているのですよ」

「ラグタイム」は自身が得意と語るジャズ的な
手法が使われている。
曲の旋律はバッハの平均律クラビーア曲集から
とられている。



       (ピアノ)アントニオ・パッリスタ
            ♪ 私が聴いた音源 ♪






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