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...... 2019年10月29日 の日記 ......
■ 《 3部作 》   [ NO. 2019102901-1 ] e_co

【 ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 Op. 48 】

カバレフスキー,ドミトリー・ボリソヴィチ 〔露〕
(1904.12.30〜1987. 02.17 ) 83歳 



ソ連の代表的作曲家のカバレフスキーは、
モスクワ音楽院で学び、後に母校の教授となった。

ピアノ奏者としても超一流で、 軽妙洒脱な
通俗的大衆性を身に付けた庶民的な音楽で知られ、
歌劇、交響曲、協奏曲、室内楽曲、ピアノ曲、
歌曲など、あらゆる分野の作品を作曲している。

それらの作品は、社会主義リアリズムを
たてまえとするソビエト音楽のひとつの典型の
明るく、活発で生活肯定的な音楽となっている。

「ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 作品48」は
コムソモール(青年共産同盟)結成30周年を
記念して1948年に作曲された。

当時カバレフスキーは、ソビエト連邦の青年に捧げる
協奏曲3部作を構想、その第1作として完成したのが
「ヴァイオリン協奏曲 」だった。
翌年に「チェロ協奏曲第1番」、1952年に
「ピアノ協奏曲第3番」が作られ、3部作は完結した。

学生たちだけでも演奏できるよう、全体に平易で
親しみやすい作品で、一回の演奏会で
3曲まとめて演奏できるよう、3曲とも20分程度の
小規模なものとなっている。

初演は1948年10月29日にモスクワで
イーゴリー・ペズロドニーのヴァイオリン独奏、
ミハイル・テリアン指揮、モスクワ音楽院
学生管弦楽団により行われた。

       第1楽章 Allegro molto e con brio
       第2楽章 Andante cantabile
       第3楽章 Vivace giocoso



       (ヴァイオリン)ギル・シャハム
       (管弦楽) ロシア・ナショナル管弦楽団
       (指揮)  ミハイル・プレトニョフ
               ♪ 私が聴いた音源 ♪





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