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...... 2019年10月08日 の日記 ......
■ 《 演奏会用序曲 》   [ NO. 2019100801-1 ] e_or

【 序曲「ヘリオス」作品17,FS 32 】

ニールセン,カルル・アウグスト 〔デンマーク〕
(1865.06.09〜1931.10.03) 66歳



デンマークの作曲家のニールセンは、
北欧の音楽家では、グリーグ以降における
代表的音楽家である。

父親は、片田舎の音楽師だった。
ニールセンは幼いころから、父親の弾く
ヴァイオリンを聴いて育ったので、ヴァイオリンは
一番身近な楽器だった。
デンマーク王立管弦楽団のヴァイオリン奏者を
つとめたことが音楽家としての出発点だった。
その後、同団の楽長となり母校でも教えた。

ニールセンの作品には、多調性を用いるなど、
革新的な手法を示している。
しかし、その根底には、伝統的対位法と
民族的旋律が裏付けとなっている。

交響曲、聖書オペラ、コミック・オペラ、
管弦楽組曲、室内楽など多くの作品があるが、
歌曲は250曲にもおよぶ。

1903年に作曲した「ヘリオス」は演奏会用序曲で、
ギリシャに旅行したときに、エーゲ海の日の出に
感激して書いた作品で、ギリシャ神話にでてくる
太陽の神「ヘリオス」というタイトルをつけた。

曲はホルンの響きに現されるエーゲ海の
日の出から昼間の輝く太陽、そして
沈む夕日までを印象的に描いている。
最も代表的な管弦楽曲である。

作曲した年の10月8日にヨハン・スヴェンセンの
指揮により初演され、好評だった。



       (管弦楽)スウェーデン放送交響楽団
       (指揮) エサ=ペッカ・サロネン
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





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