【 フルート協奏曲 】 フランセ,ジャン 〔仏〕 (1912.05.23〜1997.09.25) 85歳
フランセは、フランス北西部のルマンで生まれた。 父親がルマンの音楽院院長という音楽一家に 育ち、幼いころから神童ぶりを発揮した。
サン=サーンスが亡くなったときに、フランセが 「僕が替わりになってあげるよ」と言ったとの 逸話が残っている。
音楽家の両親に育てられ、1997年9月25日に 亡くなる直前まで、現役の作曲家として活動した。
好奇心が旺盛で、聴く人を喜ばせるのが 作曲家の使命との考えからウィットに富んだ 多くの作品を残している。
「舞台に立とうというのなら、少々オーバーに 振る舞っても、人を喜ばせなければ石が 飛んでくるよ」というフランセ自身の言葉に 彼の作曲姿勢が表現されている。
ラヴェルやストラヴィンスキー、プーランクから 大きな影響を受けていて、新古典主義を基調に、 現代感覚を折り込んだ作品を作曲している。
「クラリネット協奏曲 」は1968年に作曲され、 管楽器の演奏法を研究したファゴット奏者で 指揮者のフェルナンウグラドルに献呈された。 フランセの軽妙な魅力が十分に感じられる 作品である。
第1楽章 Presto - Andantino 第2楽章 Scherzo - Allegro con spirito molto - Allegro
(フルート)マヌエラ・ヴィースラー (管弦楽) ヘルシンボリ交響楽団 (指揮) フィリップ・オーギャン ♪ 私が聴いた音源 ♪
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